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第3営業部 山口社員

自分の成長を促す仕事に出会える醍醐味

2020.04.27

最初の配属は横浜支店。倉庫を担当していました。
学ぶことばかりで面白かった。通関士の資格も取りましたし。しかし、なんとなく環境を変えたい、仕事の幅を広げたいと、入社5年目に手を挙げ、営業になりました。ひと皮むける仕事に出会えるとは、そのとき考えてもいませんでした。でも、あるんですよね。私の場合は、9年目の秋でした。
 《2018年5月、トランプ政権がイランとの核合意を破棄し、経済制裁を再開すると表明しました》
業務の内容は、プラスチック容器の大型成形機5台を日本からイランへ運ぶこと。元々は、大手物流企業が請け負っていました。ただ、アメリカの経済制裁のとばっちりを恐れてか手を引いてしまい、弊社に声がかかったのです。
 《問題は国際政治だけではありません。日本企業とイラン企業、顧客間の正式な契約がなかなかまとまりませんでした》
イラン・アッバース港入港のデッドラインは、11月3日。逆算すると、10月頭には横浜を出なければならない。でも、顧客間の契約には関与できない。そんなもどかしさを抱えながら、コンテナスペースのやり繰りや作業日程の調整を繰り返す日々でした。本当に出荷できるのか?できなければ、100万円単位のキャンセル料も発生するし、などと後ろ向きなことも頭をよぎりました。
《あるとき、気持ちを切り替えることにした》
出荷できる、できない五分五分でした。私自身も切羽詰っていました。そのとき思ったのです。一番大変なのは荷主さま。その担当者に自分は何ができるのか。出荷できる、できないではなく、出荷する。荷を積むことだけを考えて動くようになりました。たとえば現地の情報や横浜の通関状況、混み具合など細かな情報も提供しました。大丈夫です。まだなんとでもなります。そんな思いも込めて。相手先とは、同志のような感覚が芽生えてきたのもこの頃です。社内では、上長が防波堤になってくれたのも助かりました。結局、9月下旬と10月頭、2便に分けて出荷しました。10月26日、コンテナ全量が無事アッバース港に入港したのを確認したときは、思わず拳を握りましたね。
 《学生時代と比べると「会社」の捉え方も違ってきた》
縛られる。使われる。とにかくネガティブなイメージが強かったですね、学生時代は。ちょっと身構えたりしちゃって。でも10年経って思うのは、自分のあり方や取り組み方次第で会社へのイメージも変わるんだなってこと。いまはむしろ、利用?いや、活用させてもらうって気分の方が強いですね。会社は、自分が成長できるフィールドって感じです。

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